ピアノ教本、かしこく選ぼう

音楽ライター・ピアノ教本研究家、山本美芽によるピアノ教本を研究するブログです。

歌詞があると、音楽的になる理由

午前中は年長さん男子君のピアノレッスンでした。片手だとレガートで、滑らかに弾けるのだけれど、両手になるとむずかしい。

 

弾いていたのは「アキピアノ教本1」から、ぶんぶんぶん。

 

「おいけのまわりに」を「おっいっけっのっまっわっりっにっ」って切るとヘンテコじゃない? と、1音ずつ切って歌ったら、一緒にレッスンに来て聴いてくれていたお母さんとお姉ちゃんにものすごくウケました(笑)

 

歌詞でノンレガート、つまり切って歌うと、すっごく変でほとんどギャグに聞こえるます。

 

ふつうに歌うと滑らかなレガートになる。

レガートじゃないと変に感じることができます。

これが、日本語でメロディ日本語合った歌詞がついている、日本のピアノ教本のいいところです。

 

ふよみとテクニックをたのしく アキピアノ教本(1)

ふよみとテクニックをたのしく アキピアノ教本(1)